治療が終わるまでの10STEP
十分な時間をかけて矯正治療のお話をするためには、1時間程度の時間が必要となりますので、必ずご予約をお取りください。
予診票にご記入いただき、矯正治療の一般的な流れなどについてご説明します。また精密検査をしなくても分かる範囲での治療内容、治療期間、費用なども併せてご説明します。
顔とお口のなかの写真撮影、頭、口、あごの関節のレントゲン撮影、口の模型の採取、そのほかにも必要に応じて検査を行います。
検査の詳細についてはこちら
お口の現状についてご説明します。その後、治療方法を4~5通りご提示して、メリットやデメリットなどをお伝えし、話し合いながら治療方法を決めていきます。治療方法が決まりましたら治療計画をご提示し、治療費をお伝えします。
治療が必要な場合は装置を装着していただき、その後は約1ヶ月に1回の定期的な処置(装置の調整、ワイヤーやゴム類の交換、フッ素のイオン導入、歯のクリーニング、歯みがきの指導など)を行っていきます。
矯正装置で歯を動かす治療が終わりましたら、保定に入ります。矯正後は歯並びが元に戻ろうとしているため、何もせずにいると新たな不正咬合(悪い歯並び)が生まれてしまうからです。そこで装置撤去後には保定装置を装着していただきます。この装置には様々な種類があり、患者さんごとに最適な装置を選択しています(※)。
※ただしお子さんの矯正治療の場合、この処置を行わない場合があります
矯正装置で歯を動かす治療が終わりましたら、治療評価・確認のために口(歯)の写真、顔の写真撮影、歯、頭、あごなどのレントゲン撮影や、必要に応じてその他の検査を行います。治療終了確認検査は、装置撤去後、なるべく早い時期に行います。
保定装置の調整、清掃、歯並びの確認、フッ素のイオン導入、歯のクリーニング、歯みがきの指導などを行います。
治療後の注意や指導を行い、治療終了となります。
治療終了後、歯の予防処置などのメインテナンスを行っていきます。来院回数は1年に1~4回程度を目安にお考えください。
矯正治療を行う場合、診断(治療計画の立案)がもっとも重要と考えています。正しい診断をくだすには、検査用の設備が欠かせません。ここでは検査用の設備についてご説明します。
当院ではデジタルレントゲンを採用しています。デジタルレントゲンは従来のレントゲンのように現像する必要がなく、モニターですぐにチェックできるので、患者さんをお待たせせずに撮影画像を見ることができます。また、従来のものよりX線の被ばく量が10分の1程度に激減していることもデジタルレントゲンの特長。より安心してレントゲン撮影を受けていただけます。
あごの関節のみを撮影することができ診断に役立ちます。パノラマ写真は一般の歯科医院でもよく見られるものですが、当院では撮影時間を従来の約半分にすることにより、患者さんの放射線被曝量を軽減しています。
歯科用CTはコンピュータを使って画像を再構成し、お口全体を3次元的に捉えることができる機械です。患者さんにわかりやすく説明できるだけでなく、骨の密度や神経の位置、埋伏歯の状態まで把握することが可能。目視できない箇所を把握したり、正確な治療につなげたりすることができます。
保険診療を行う際には必須ですが、通常の矯正治療でもかみ合わせの状態を知るのに役立ちます。